夢より現実

上のタイトルは
母が中学生のとき

卒業アルバムの寄せ書きでの一言。

数日前、母のお兄さんがアルバムが見つかったからと届けてくれました！

それを見た私は衝撃！！

「夢より現実」

１５歳の少女が書く言葉にしては

とても言葉に重みがあり。

母は６人兄弟。

お父さんが早くに亡くなり

家族でクリーニング屋をやっていたのですが

生活が苦しく。

とても大変だったそうです。
前からその話は聞いていたのですが
本当にそうだったのだなと....。

この一言がすべてを語っている！

でも本人は、なんでこんな事を書いたのだろうと後悔していました。

もっと明るい言葉を書けば良かったと
言っていましたが

私はとてもカッコイイ！！

と思いました。

いろいろと苦労があったからこその深い言葉。
普通の子では書けません。

隣の人なんて

「自由よこんにちは!」

ですもの笑

この正反対な寄せ書きは何w笑

また、母の担任は美術の先生で

卒業式の時にみんなにそれぞれ色紙をくれたそうです。

「苦しかろうが、つらくても

    淋しかろうが、悲しくも

    心 美しければ、屁のカッパ」

屁のカッパで河童の絵が描いてあります！
母は手芸部だったのでミシンをしている河童だそうです。

相田みつをさんの言葉も素敵だけど
この先生の言葉も素敵。

母はこの色紙を額に入れて一番見えるところに飾っています。

辛いときはいつもそれを見て

頑張ってきたそう。

私もそれを見ると頑張ろうって思います。

言葉って人を元気づける

不思議な力がありますよね。

母の「夢より現実」という言葉は

数日経ってもまだ心に残っています。

本当にその通りだよねと。

いつもは天然ボケで

おっちょこちょいな母ですが

そんな母が、少女時代にそんなこと考えてたと思うと
なんだか今はこれでいいのかなと思えてきましたw笑

そんな苦労があっての今がある。
人生って深い。

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